佐久間信彦

週刊少年ジャンプに憑りつかれた40代男性です。「ジャンプアーカイブス」です。懐かしの作品から最新作まで歴代作品を紹介していきたいと思います。

からじしぼたん

2024/10/17    

『からじしぼたん』は、あすなひろしによって1971年に週刊少年ジャンプで連載された作品。唐獅子と牡丹の入れ墨をいれた教師の物語。あすなひろしは1941年1月20日に東京都で生まれ、6歳から18歳まで広島県呉市で育ちました。原爆投下後の広島で多感な時期を過ごしたことが、彼の作品に大きな影響を与えています。

本作品は多くのサイトの連載一覧には載っているものの正式には長編特別読み切りになります。入れ墨のデザインには唐獅子牡丹というデザインがあり、それを入れた男の物語になります。本作とは関係ありませんが1966年には高倉健と三田佳子が出演する『昭和残侠伝 唐獅子牡丹』というの日本映画も放映されています。

プロレス捜査網

2024/10/17    ,

『プロレス捜査網』は、眉月はるなによって1971年に週刊少年ジャンプで連載された作品でプロレスを題材にしたアクション作品です。眉月はるな先生は1951年9月12日生まれの日本の漫画家・アニメーターです。1967年に上京し、荘司としお先生に師事した後、1969年に少年画報社からデビューしました。1970年には週刊少年ジャンプに初の連載『アニマル球場』を発表し、その後も同誌に複数の作品を連載・掲載(『涙の逆転ホーマー』『球速0.25秒!』など)

怒りのマウンド

2024/10/21    , ,

『怒りのマウンド』は、夏木信夫原作、みね武作画による漫画作品で、1971年の週刊少年ジャンプ07号から連載が開始された野球漫画。単行本化されておらず連載数も数話のみのため情報があればコメントで教えて下さい。みね武は1966年に貸本漫画家としてデビューしており、60年代70年代のジャンプでも活躍した川崎のぼる先生のアシスタントを経て少年誌にも進出しています。本作の翌年には週刊少年キングにてアニメ版の『月光仮面』のコミカライズなどを連載しています。

人間の条件

2024/10/21    ,

『人間の条件』は、五味川純平原作、阿部兼士作画による漫画作品で、1971年の週刊少年ジャンプ05/06号から連載が開始されました。本作品は五味川純平のベストセラーでもある『人間の條件』を原作に書かれた作品です。内容は戦争中の満州を舞台に、主人公の梶を通して戦争における人間性の崩壊と戦争否定の信念を描く重い内容の作品。梶の苦闘と悲劇が中心となっています。

若い嵐

2024/10/16    

『若い嵐』は中沢啓治によって描かれた漫画作品で、1970年に週刊少年ジャンプで連載されました。単行本化されておらず連載数も数話のみのため情報があればコメントで教えて下さい。中沢啓治先生は主に戦争・原爆・平和をテーマにした漫画を描く作家として知られています。同年には『オキナワ』という沖縄の本土復帰が決まる前年の1968年を舞台にした作品も連載しています。本作品にはネットでも情報が見つからないですが、タイトルから社会派系の作品ではないかと思われます。

明日はつかめるか

2024/10/14    

『明日はつかめるか』は、篠原とおるによる漫画。「泥だらけ嘘だらけの世界を、はいずりまわるだけの命」「一瞬で消える若者の明日・・・胸をうつ青春巨編」ということで若者の生き様を描いた作品。篠原とおるといえば、『女囚さそりシリーズ』が有名ですが、ちょうど同じ年にビッグコミックにて『さそり』が開始されており、本作品と同時に連載。残念ながら本作品は思うように伸びずでしたが『さそり』は順調で、1972年には映画化もされました。アシスタントには『エリア88』・『ふたり鷹』でも有名な新谷かおる先生がいますが、新谷かおる先生が高校生の間だけ在籍してたようで、ちょうど高校3年生のときにこの作品が連載されているので何かしら関わっていた可能性がありそうです。

切りさかれた青春

2024/10/21    ,

『切りさかれた青春』は、笠間しろう(漫画)、笹沢左保(原作)による1970年から1971年にかけて週刊少年ジャンプで連載された作品。笹沢左保の『傷だらけの孤独』を原作としている。原作者の笹沢左保は、推理小説やサスペンス小説で知られる作家です。1961年に『人喰い』で日本探偵作家クラブ賞を受賞し、「新本格派の旗手」と呼ばれました。本格ミステリーの分野で多くの傑作を生み出しており、『木枯し紋次郎』シリーズの原作者としても有名です。

一方、笠間しろうはこれ以降、SM雑誌の挿絵画家として知られるようになり『花と蛇』の劇画化なども行っている。

あいつ!

2024/10/21    ,

『あいつ!』は1970年46号から1971年32号まで『週刊少年ジャンプ』で連載された作品で、逆井五郎が作画を担当し、真樹日佐夫が原作を務めており高校生活を舞台にした青春ストーリーとなっています。作画の逆井五郎先生は前年の1970年に『ズッコケ大番』で『週刊少年ジャンプ』第3回新人漫画賞佳作入選を果たし、本作でデビューしました。その後は『週刊少年サンデー』『週刊少年チャンピオン』『週刊少年キング』『週刊少年マガジン』など、5大少年誌すべてで作品を発表している珍しい漫画家でもあります。

本作の原作者である真樹日佐夫は主に原作者として知られており、『ワル』や『とべない翼』などの原作も担当しています。恋愛ものの原作は本作のみのようで、非常にレアな作品ですね。兄は漫画原作者の梶原一騎でもあります。

ジャンボ野郎

2024/10/14    

『ジャンボ野郎』は阿部兼士によって描かれた漫画作品で、1970年に週刊少年ジャンプで連載されました。単行本化されておらず連載数も数話のみのため情報があればコメントで教えて下さい。阿部兼士先生は1970年代を中心に活動した漫画家で、週刊少年ジャンプだけでなく、別冊少年ジャンプや週刊少年マガジンなど、複数の雑誌で作品を発表しています。「ジャンボ野郎」以外にも、『人間の条件』(1971年)や『ブラック・イーグル』(1971年)などの作品を週刊少年ジャンプで連載しています。同年には『カジコ』も連載しています。

ガッツ4

2024/10/21    ,

『ガッツ4』は芳谷圭児(漫画)、滝沢解(原作)による作品。単行本化されておらず連載数も2話のみのため情報があればコメントで教えて下さい。本作品は、芳谷圭児先生とフジオプロ劇画部が漫画を描いており、原作者に滝沢解先生が入っています。このコンビは本作以外にも、『男たちの神話』『高校さすらい派』『連鎖反応』などでも多数作品を出しています。